ケーブリングの重要性

ケーブリングとはネットワークの物理的な配線・結線の事を指し、物理インフラで特に重要な役割を担っていますが、データセンターやサーバールームにおいては、ケーブルは機器の付帯設備的に扱われている場合が多くあります。確かに、電源の障害が発生した時の影響範囲に比べると、ネットワークの障害は機器の破損なども起こらず、影響範囲も限られたものに思えます。

しかし、ケーブリングは見えない形でデータセンターへの影響を与える事があります。例えば、ラック内のケーブルが溢れて扉が閉まらなくなりセキュリティ性が下がってしまったり、サーバー背面のケーブルが熱だまりを起こしサーバーが熱を持つきっかけになったり、さらに障害が起こった際にケーブルがぐちゃぐちゃになり、どことどこが接続されているかすぐに判断できず復旧に時間が掛かってしまうような事が起こるのです。

さらにケーブルの品質はネットワークの信頼性に直結します。高価なネットワーク機器を導入しても、ケーブルが傷ついたり断線しては信頼性が損なわれてしまいます。ケーブリングは、物理的な「物」であるため管理性や施工性をきちんと考慮しないと、煩雑になったり折れてしまい通信障害が起こってしまうなど取り返しのつかない状態に陥ります。また、煩雑な状態だと、障害原因の発見に時間がかかってしまう可能性が出てしまいます。

このように、安定的にシステムを稼動させるには、計画的なケーブリングが非常に重要な役割を持つのです。

LAN配線